先週末久しぶりに梅田まで洋服を見に出かけました。とりあえずグランフロントです。

タイトルの通りなんですが、販売員の人に話しかけられるのが非常に苦手です。

良くあることなんだとは思いますが、洋服屋さんに入るなりお店の販売員の人にロックオンされ、一旦捕まってしまうが最後こちらの興味の有無にかかわらず延々と話しかけられます。

「こちらのお色は白なので色んなアイテムに合わせやすいですよ。」
「やや厚手のニットなので生地がしっかりしています。」
「コットン100%なので手ざわりが柔らかいですよ。」

説明内容には手に取ったらすぐに分かることなども多く、息継ぎなしで延々とアナウンスされるので頭がボーっとしてきて買いものに集中できないこともしばしば。何かしらの催眠効果で買わずにいられなくなるセラピー的な販売手法なのでしょうか。

ホームセンターやスーパ-にはしょっちゅう行きますが、店内をうろうろしていてもこんなことはありません。

「M8のクロムボルトです。ステンに比べて柔らかい風合でやや白みがかった光沢が素敵ですよね。」
「M8のボルトなんで雌ネジのタップ用にM7のドリル刃もご一緒にいかがですか。」

とか言われません。

販売員の人には販売のノルマがあるからみんな頑張っているのでしょう。しかし結局逆効果になってしまって、お客さんによっては帰宅してからネットで買おうとなる人もいるんじゃないでしょうか。

お店によっては声掛け不要のお客さんにはその意思表示としてバッグか何かを渡すようにしているところもあるらしいですが、客側としてそれをアピールするのもちょっと気が引けたりします。

日本人の奥ゆかしいところというか難しいところというか、販売員さんにたいして「あなたは必要ありません」というアピールをしているような気がして、これはこれで気まずい。

そんな販売員のアナウンスに耐えてようやくこれを試着してみようかなと思うものを見つけたところ、値札に50%オフのタグが付いていました。それをしげしげと眺めていたらまた販売員さんの説明、

「当社のアプリをダウンロードして入会していただいたお客様に限り50%オフとなっています。」

いわゆる会員限定のスペシャルセールとのこと。

入信して信者になれということか、やはりあのエンドレストークは洗脳の一環。。。
などと疑念をもってぼんやり話を聞いていてチラッと思いました。

アプリがあるんなら、そのアプリを起動すれば説明が聞けるようにすれば良いのではないか。

博物館や美術館に入る時に貸し出しているイヤホン付きの媒体で、絵や作品の前に行ってボタンを押せばその説明音声が流れるやつがあります。

あれと同じ感じで、スマホにイヤホンつけてアプリを起動して、商品の前で画面上のボタンを押すと説明が流れるようにすればどうでしょうか。

いらないか。。。

アパレル企業もあの手この手で売り上げを増やそうと努力していることは良く知っていますし、最新のデジタル媒体を駆使していることをアピールしたり、セールのやり方で顧客を囲い込みたいという意図も理解できます。

もちろん販売員さんとの会話を楽しんだり、商品のことについて色々と聞きたいお客さんもいると思います。

けれども、商品を眺めながら「自宅にある自分の服と合うのか?」とか、「同じようなの持ってたっけ?」とか、「このシャツを買ってしまうとあの靴を買う予算がなくなるのか?」とか考えている時間が楽しかったり、もしくは何も考えずにボーっと洋服を眺めてるのが楽しいという人も少なからずいるように思います。

セールの時期や手法に変化をつけたりアプリを駆使したりという営業努力はもちろん大事ですが、お客さんが店内でどういう時間を過ごしたいのか、もうちょっと研究してみてはいかがなものかとも思ってしまいます。

えらそうなことを言っては良くないですが、久しぶりに服屋さんに出かけてそう感じてしまいました。